吉くんの活動報告

毎年この時期になると行われている国民体育大会。
今年は秋田県で、９月２９日～１０月８日まで各地で熱戦が繰り広げられました。

私が所属するキネティックフォーラム・NPOスポーツ健康援護協会では、奈良県を中心に岡山・兵庫県の要請のあった競技の選手のサポート活動を毎年現地で行なっています。

詳しくは　　　　　http://www.kinetic.co.jp/npo/　　　　　　　をご覧下さい。


私は所属以来、高知県、静岡県、埼玉県、岡山県、兵庫県、そして今回の秋田県と毎年いろんな競技の選手のサポートをさせていただいております。

今年は、奈良県の男子レスリング・成年の部が担当でした。
レスリングの男子は、フリースタイルとグレコローマンスタイルに分かれていて、今回はフリー４人、グレコ３人が出場し、私はその７選手のコンディショニングの調整をするため５日からの試合に合わせ、４日に秋田入りしました。

そして旅館に着き、計量を終えた選手と合流し、一緒に夕食
さすが秋田県、ご飯（白米）のおいしいこと
名物きりたんぽ鍋もおいしくいただきました

夕食後、次の日出場する３人を治療して１日目は終了。
またこれその後に入った温泉が抜群に良かったです


主に治療およびコンディション調整は、夕食後におこない、試合前のウォーミングアップ前後に最終調整をして試合に臨むというパターンで選手の身体を整えます。
たとえ痛みがなくても、身体のバランスを整えることで楽に身体が動かせられ、自分の思った動きにより近づくことができるのです。
その上、治療の身体への負担もありません。
選手は勝ち進むと１日に３試合とかあったりするので、多いときでは調整も毎試合前に行なったりするのもざらです。


空いた時間はほぼ試合観戦。
国体ともなると、オリンピックを目指す一流選手も出場していたりするので、身体の動かし方や使い方が見られるのでとても勉強になります
今回も、少し前の世界選手権で銀メダルを獲得した笹山選手が出場していて、見ることができましたが、圧倒的な強さとうまさで余裕で優勝していました。
やっぱり一流選手は全然違いますね

そして我が奈良県代表の成績は、戦前の予想通り苦戦しましたが皆それぞれ一生懸命頑張り、フリーで５位入賞が一人、グレコで３位が一人となりました。

正直、優勝できる力のある選手が何人かいただけに、なんとか力が発揮できるよう私も頑張りましたが、本人の慢心ではないのでしょうがチーム全体に「どんなことがあっても勝つぞ！！」という意識・雰囲気が合流したときから無かったのを、なんとか変えようとしましたが結局変えられませんでした。

その結果が、優勝できる力があるのに勝てなかった原因だと感じ、私自身にとっても勉強になりました。
ただ、終わってから選手がそのことに気付いてくれたことが、何よりの今大会の収穫であったと思います。
そして、来年はきっとやってくれるでしょう

まだ来年はどうなるか分かりませんが、できればレスリング担当してリベンジしたいですね
しかし、もう少し会場に女性っ気というか色気があればもっといいんですけどね